[研究グループ]

加工制御

食糧需給において国内自給率向上のため、人工栽培・栽培漁業・畜産業が盛んとなり、これまでの食材とは性質の異なる植物や魚類等が加工原料となれば、それらに見合った加工法の開発が求められます。また、消費者は新鮮でおいしい食品を安価に食べたいと考えており、さらに加工食品には利便性、栄養価、安全性、保存性を期待しています。我々は微生物学的安全性を確保し、かつ消費者の要望に応える製造法を開発しなければならないと考えています。

当研究グループの基盤技術は「前処理」、「充填・密封」、「殺菌・制菌」、「品質評価」で、個々の対象に応じた新たな加工法を開発し、容器に「旬のおいしさ」、「栄養機能」等だけではなく『プラスαの価値』を詰め込むことを目標にしています。現在行っている研究テーマは、有用食品の提案、食の安全安心確保、食による健康維持に係わるものであり、社会問題化している対象者(買い物弱者、調理困難者、朝食欠食者等)の問題解決、食品の安全性と新鮮感を両立するための制菌技術の確立、長期常温保存食品の開発、摂食方法、機能容器の開発に繋がる情報提供等を行っています。培った技術の伝承だけでなく、将来出てくる要求を予測した早めの技術開発に取り組んでいきます。

関連する研究内容:新規食品提案

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