36.食品中の核酸成分に関する研究
(第17報)クルマエビの核酸分解酵素系

クルマエビ可食部の核酸分解酵素系をSephadex、DEAE-セルロースを用いて分離精製し、それらの一般的性質をしらべた。PMase活性の画分1個が認められ、それぞれの酵素作用の最適条件は、pH4〜5、温度50℃であった。

これらの結果からクルマエビの温水拙出(煮出し)における5′-ヌクレオチドの消長が説明されるものと考えられよう。

著者
毛利 威徳、橋田 度、志賀 岩雄、寺本 四郎
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,240-245(1971)