[所有機器]分析関連機器
ICP発光分光分析装置
原理
気体(アルゴンガスなど)に高電圧をかけ、さらに高周波数の変動磁場によってプラズマ内部にジュール熱を発生させることによって得られる高温のプラズマを誘導結合プラズマ(ICP)と呼ぶ。このICPを光源として試料を導入、気化、原子化して、元素特有の光を放出し、それを分光分析することで様々な元素の定性・定量をする。
特徴
本装置はマルチ型タイプで、測定範囲内の全波長を観測、記録できる。
プラズマ炎に対して、軸方向と水平方向の観測が可能である。
用途
液体・固体サンプル中の様々な元素の定性・定量
適用例
土壌・環境水・食品・飲料中の無機物の分析。
(例)
- ミネラルウォーターや緑茶飲料などの各種清涼飲料水中の無機物分析
- 果実・野菜中の無機物分析 など