2号缶に詰めたゴボウ缶詰の熱伝達速度については金子氏(1)の測定結果がある。また、しばしば問題とされたゴボウ缶詰の膨張原因体として木俣氏(2)によってCl. thermosaccharolyticum var. goboiが分離され、その耐熱度が測定された。我々はこれら二つの報告を材料として、ゴボウ缶詰の殺菌加熱時簡の計算を試みた。
(1)金子喜代美、缶詰時報、22.8・76-94・(1942)
(2)木俣正夫、舟木定夫.日本水産学会誌12・5・173-177・(1944)
- 著者
- 志賀 岩雄
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,1,29-32(1950)
/缶詰時報第24巻 第3号(1945)