食品の殺菌条件最適化手法に関する研究

最適な加熱殺菌条件の決定をCAE的手法で行い、容器詰食品の安全性確保と品質向上に貢献するために、熱水シャワー式など加熱殺菌中の多様な熱伝達率分布に対応可能な容器内温度の数値計算手法を研究している。2023年度は糊化でんぷん液満注プラスチックカップ詰を使用し,熱伝達率が一定と考えられる熱水満水式で実測値を取得した。得られた実測値は温度センサー位置を計測して温度分布を補正した。熱伝達率は温度境界層(TBL)に起因すると考えられるため、容器外部のTBLを固体として扱うモデルで温度分布を計算した。TBLの有無で計算値を比較し、有りの方が実測値と近い値であることを確認した。

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