Pleurotus ostreatusの栄養要求性を知るために当菌糸体を合成培地で生育した.
生育にはhexoseとそれらの重合糖および蛋白態窒素が最適であった.またcitrateは刺戟効果を示した.最適pHは5.5〜7.5附近にあり,子実体形成にはSucroseやFructoseが適した.
また植物性廃棄物としての稲ワラおよび新聞紙を炭素源または子実体支持物質として培養し,品質,収量ともに満足できる結果を得た.
- 著者
- 橋本 一哉、高橋 善次郎
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,13,79-87(1978)