回転式殺菌機の一種"Rotomat"の性能を知るため、401×411の缶にコンデスド・コーン・スープを詰めた缶詰を材料にして、この種の缶詰の殺菌に要求される殺菌価Fo=15 をうるのに必要な加熱時間を測定し、静置式殺菌機アストリア型レトルトで殺菌加熱して得られた試験結果についてのデータと比較して、この種の缶詰の殺菌に "Rotomat"は極めて優れた性能を示すことを知ることができた。
すなわち初温度175°Fの缶詰では静置式レトルトによる加熱時間の約1/4.5の短時間で等価の殺菌のできることを知った。
- 著者
- 志賀 岩雄、池上 義明
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,1-7(1967)