1)トマト果実のNO′3-N蓄積におよぼすNO′3-N施肥量、追肥の影響を調べた。
2)冬季栽培ではNO′3-N施肥量の影響が認められたが、夏季栽培では認められなかった。
3)NO′3-N高濃度培地のトマト樹は、NO′3-Nをより多く吸収し、未熟果、葉柄のNO′3-N量も多かった。 しかし完熟果ではこの関係がかならずしも常に起ることはなかった。
4)NO′3-N高濃度区(840ppm)より標準NO′3-N濃度区の方により多く蓄積する例もあった。
5)追肥することにより果実にNO′3-Nが蓄積した。
- 著者
- 宮崎 正則、国里 進三、美谷 誠一、石川 伸、岩本 喜伴、木多 武雄、藪内 一雄、若狭 勝
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,289-298(1969)