13.フルーツ缶詰の酪酸菌による膨張防止に関する研究-Ⅰ
みかん缶詰について

C・pasteurianumは胞子形成の偏性嫌気性菌で28℃至適温度を持ち、低いpH域においても発育可能である。

その胞子の耐熱性は比較的強く従来の殺菌加熱では死滅さすことはできず、pHを3.5以下に諏整することによってその発育を押えることができる。

しかしそれより重要なことは工場内の衛生管理を十分に行ない、原料および副原料の酪酸菌による汚染をなくすことである。

著者
池上 義昭、岡屋 忠治、澤山 善二郎、下田 吉夫、森 大蔵、奥 正和
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,78-83(1971)

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