科学で導く、食の未来へ。
東洋食品研究所は、食品に関する基礎研究と応用研究を行い、また食品科学と教育を広く助成し、学術と文化の発展に寄与します。
アスパラガス成分中の缶内面腐食因子の検索のため,抽出液についてイオン交換樹脂,エーテル処理,活性炭ならびにシリカゲルによる分画を行ない,それぞれの画分の腐食性を比較検討したところ,アルコールもしくは水にとける酸性物質を含む画分に溶出スズ量および硫化黒変が著しいことを見出した.この物質はグルタミン酸が化学結合しており,これが容易に切断されて,ピログルタミン酸を生成する.