偏性嫌気性菌(O.A.)フラットサワー変敗原因菌胞子を接種した糖液(45%)を市販紫外線(UV)殺菌器(90W)で処理し殺菌効果を検討した.その結果,500L/hrの流量(UV線量:l04ergs/mm2)で胞子濃度は約7けた減少することを認めた.したがって,加温販売される飲料缶詰のO.A.フラットサワー変敗の一対策としての糖液のUV殺菌は実用器レベルにおいて可能であることが示された.
* 新しいタイプのフラットサワー変敗(第5報)
- 著者
- 中山 昭彦、新屋 恵理子
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,14,108-112(1981)