科学で導く、食の未来へ。
東洋食品研究所は、食品に関する基礎研究と応用研究を行い、また食品科学と教育を広く助成し、学術と文化の発展に寄与します。
食品中の微量クロムの定量法として,灰化試料を一規定硝酸または塩酸で溶解させ,フレームレス原子吸光により定量する方法を確立した.この方法は,従来のジフェニルカルバヂットによる比色法に比べ操作が簡易で,低濃度における測定が可能である.共存鉄の影響はうけにくいが,食塩の影響が大きいため,食塩含量の高い試料については標準添加法を適用する必要がある.