前報にて,中規模(0.5〜5m3/時)の加圧浮上分離機によって剥皮液を製精し,再循環利用できることが明らかになった.本報では実装置(大規模,8m3/時)を使用した場合について検討した.酸剥皮液ではCOD10〜15%,SS80〜85%,ウロン酸10〜15%,アルカリ剥皮液はCOD25〜30%,SS95%・ウロン酸25〜30%・加熱一夜法の剥皮液ではCOD30〜35%,SS95%,ウロン酸35〜40%除去することが出来た.
又,11月20日から2月20日まで剥皮液を一度も変ることなく再循環利用が可能となった.
- 著者
- 毛利 威徳、加山 浩之、村田 晴代、宮田 京子
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,15,163-170(1983)