前報までに剥皮液のミニプラントにおける再循環の条件を検討した.本報では中規模プラント(0.5〜5㎥/時処理)までスケールアップし,前報の条件を応用,検討した.加圧浮上分離処理した液を連続的に再循環した結果,酸剥皮液はCOD10〜15%,SS80%,ウロン酸10〜15%,アルカリ剥皮液はCOD35〜40%, SS95%,ウロン酸35〜40%除去された。加圧浮上分離処理水は剥皮液として十分利用することができた.
- 著者
- 毛利 威徳、加山 浩之、村田 晴代、宮田 京子
- 出典
- 東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,15,157-162(1983)