8.パイナップル缶詰の黒変原因調査

沖縄産パイナップル缶詰の缶の内面が黒変し、その商品価値を失うと云った事故が大量に発生した。

その原因を検討した結果、加工に用いられた砂糖中に亜硫酸が存在し、これが原因で缶の内面に硫化スズを生成し、缶材が黒変した事が明らかになった。

著者
小田 久三、岡田 朋子
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,49-50(1965)