14.キウイフルーツの花の揮発性成分:連続蒸留抽出法とダイナミックヘッドスペース法との対比

キウイフルーツ(Actinidia chinensis Planch.)の花の揮発性成分をキャピラリーGCとGC-MSで分析した.ジクロロメタンを用いて連続蒸留抽出法で捕集した揮発性成分からは,カルボニル32,アルコール24,炭化水素23,エステル6,酸1,その他2の合計88化合物を同定した.またダイナミックヘッドスペース法ではTenax Gcトラップを用いて花の揮発性成分を分離し,炭化水素22,カルボニル10,エステル10,及びアルコール9の合計51化合物を同定した.

著者
達家 清明、末兼 幸子、酒井 康江、隅谷 栄伸
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,19,123-132(1992)