マッシュルーム変異株の成分評価およびライブラリ構築

菌摺淡色化や有効成分高含有化など新たな価値を持つ「マッシュルーム」の提案を目的に、γ線や重粒子線(IB)照射を利用した突然変異育種を行い、これまでに高Brix値および高エルゴチオネイン値(抗酸化能)が期待される変異株が得られている。これら変異株の特性を再現性も併せて確認するために、規模を拡大して栽培を実施し、得られたマッシュルームについて糖およびアミノ酸分析をおこなった。その結果、フラット形状の変異株子実体においてマンニトール含量や一部のアミノ酸含量が高い可能性が示された。総計約3000に及ぶ変異胞子、菌糸、子実体の凍結保存作業は完了した。結果を踏まえ、変異マッシュルームのライブラリを構築する。

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