カキおよびリンゴの新規利用方法の開発

廃棄される果皮に含まれる機能性を明らかにし、新たな食資源とすることにより人々の健康と廃棄物削減に貢献することを目的に、果実加工残渣に含まれるトリテルペノイドに注目して食品機能性の検証を行っている。被験食品として使用したポモル酸のシクロデキストリン包接体は人工腸液などへの溶解性を向上させた。さらに、ヒトでの効果を調査するために、8週間のポモル酸(10mg/日)摂取試験を実施した。結果、BMIに低下傾向がみられることが分かった。摂取期間や被験者数を増やすことで効果が明確になる可能性がある。また、マウスを用いて筋肉合成に対するポモル酸摂取効果を調査したが、摂取による筋肉への明確な効果は明らかにならなかった。

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