缶ワインのフレーバー研究

ワイン容器は「びん」が主流であり、「缶・ペットボトル」へ置き換えると、オフフレーバーを発生するリスクが高くなる。缶ワインのオフフレーバー物質は、硫化水素とされている特許があるが、市販缶ワインにて硫化水素を検出された論文は無く、未解明な部分が多い。2023年度に実施した市販缶ワインの経時評価結果より、既知情報である腐食反応により発生する硫化水素は、初期に発生するのみで、長期保管時のオフフレーバー物質そのものではない可能性が示唆された。缶ワインオフフレーバー促進物質としてメチオニンに着目し、リパック試験を実施したが、促進物質ではないことがわかった。

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